4時のジジ
2025年 10月 11日
夏の頃あたりから、
朝4時を過ぎると外で大きな話し声がするようになった。
まだ窓を開けて寝ている季節なので、内容も丸聞こえ。
明らかに年配の男性で、大声で誰かと親しげに話している様子だが、
バイクに乗ったままらしく、エンジン音もうるさい。
ある程度喋るとボボボボと音を立ててバイクで去って行く。
私としては、あと少しで起きる時間なのに
変なタイミングでジイちゃんの大声とバイク音に起こされ、
「あと少し」がなかなか眠れない。
畑のキュウリがどうしたとか、
どうやって食べるとうまいとか、
そんな話をいつも数分間聞かされた挙げ句、「じゃあね〜」と去って行く。
「じゃあね〜」?
いつも相手の声が聞こえないので、どこぞのジイちゃんが、
うちのマンションの前でバイクのエンジンをかけたまま停止し、
携帯電話で話しているのかと思っていた。
あるときカーテンからのぞくと、
マンションの前に白い軽車両がとまっていて、
4時を過ぎた途端にジイちゃんがバイクで現れ、
どうやら4時前からとまっていて、
車中の人物と大声で話して去る・・・というのが毎朝の、
毎“夜明け前”の日課らしい。
どうやら車はいつも4時前からとまっているようだ。
でも、このマンションの誰かを迎えに来ているようでもない。
4時過ぎにやってくるバイクのジイちゃんと話し、
ジイちゃんがいなくなって数分たつと、車もいなくなる。
謎だ。
この車の人物は、ジイちゃんに
「もう少し小さい声で」とか言わないのだろうか。
ささやき声さえ響く、静まりかえった夜明け前の住宅街で、
そんな大声で・・・。
道内では、初冠雪の便りも届くようになった。
ジイちゃんは今朝も、4時を過ぎた途端にバイクで現れ、
白い車の人物に「寒いね〜」と行って近づいたが、
「寒いから帰るわ」と言ってすぐ、来た道を戻っていった。
戻っていった?
ということは、わざわざ白い車の人物に声をかけるために寄るの?
謎だ。
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by kikimimi_asabuya
| 2025-10-11 09:14
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