「死亡告示」ジェフリー・ディーヴァー著
2022年 05月 28日
ジェフリー・ディーヴァー、第3の短編集「トラブル・イン・マインド」。
日本語版は、4月に刊行されたⅠ巻「フルスロットル」と
このⅡ巻「死亡告示」の二分冊となっている。
タイトルの「死亡告示」とは、
J・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズの主人公
ライムが死亡したというもの。
もちろん、「実は・・・」という展開になるのだけれど、
本書にはほかにも「おお!」という展開の作品が収録されている。
「和解」は、故郷に出張した“セールスマン”が、
そこで知った亡父の真実により、父を、今の自分を理解する物語。
わだかまりがあったと思っていても、血は繋がっている、ということか。
中編に近いほど長めの「永遠」は、一件片付いたかと思う展開から、
これでもかこれでもかとたたみかけてくるお得意の技。
数字、統計、データから世界を見る若手刑事と
経験、直感、ちょっと粗野な感じのベテラン刑事のバディものだが、
ラストで、2人が思わぬ面を見せるのが楽しい。
私にとって「ページを繰る手が止められない」作家の一人。
次作はまたごっつい長編になるだろうと期待して、待つことにしよう。
「死亡告示 トラブル・イン・マインドⅡ」
ジェフリー・ディーヴァー著、池田真紀子訳(文春文庫)
こんばんは。
ジェフリー・ディーヴァーの作品はかなり読みましたよ。
本当に面白いと思います。
ですが「フルスロットル」と「死亡告示」のことは知りませんでした。
ですので読んでみたいです。
今から楽しみですよ。
ジェフリー・ディーヴァーの作品はかなり読みましたよ。
本当に面白いと思います。
ですが「フルスロットル」と「死亡告示」のことは知りませんでした。
ですので読んでみたいです。
今から楽しみですよ。
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by kikimimi_asabuya
| 2022-05-28 08:58
| Books 本
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Comments(2)


