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映画「ダンボ」

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 私は子どもの頃、「ダンボ」と呼ばれていた。耳が大きく、立っていたから(「ハクション大魔王」の「あくびちゃん」とも呼ばれたけれど)。後にディズニー好きになった私は、アニメでダンボを知り、娘が小さかったときもずっと見続けた。でも、高い・速いが苦手なので、東京ディズニーランドのダンボにはなかなか乗れない。あれは結構速いのだ。
 ディズニー出身のバートン監督は「ダンボ」に“並々ならぬ愛情”があるとのことで、企画段階から参加したそうだ。監督作を見続けてきた私が好きな部分の一つに、オープニング映像がある。本作でのそれは、これまでとはちょっと違い、サーカス団を運ぶ蒸気機関車の車両がワクワク感を出している。小さくて貧乏そうだけど温かみのあるサーカス団と、今でいうテーマパークのような巨大で華やかなドリームランドが対照的。それらを全てセットで作ったというからすごい! ドリームランドのパレードや出し物のダンスの場面の華やかさ、例の“ピンクの象”のシーンはまさに監督らしい奇妙な美しさがあって、楽しい。
誰もが知っている“空飛ぶゾウ”のダンボだけれど、本作のダンボはもう完全な“飛行物体”。ディズニーランドで私が乗れないアトラクションのダンボなど問題じゃないくらい。え、そこまで、そんなに、飛びますか!?というほど、飛ぶ(笑)。ビュン、ビュン。
 音楽はバートン監督との仕事は本作で17作目というダニー・エルフマン。やっぱりすてき! T・バートン監督作の常連の一人ダニー・デビートは、監督作で3度目のサーカス団団長の役。私にはもうこの人は、本当のサーカス団団長にしか見えないくらいだ。3月29日公開。

監督・製作総指揮:ティム・バートン
脚本:アーレン・クルーガー
原題:DUMBO
出演:コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デビート、エヴァ・グリーン、ほか

 メディチ(D・デビート)率いるサーカス団に、看板スターのホルト(C・ファレル)が戦争から戻ってくる。彼は戦地で片腕を失っており、その留守中に妻も亡くしていた。サーカス団には子象が誕生するが、耳が大きすぎ、「ダンボ」と呼ばれて観客からも笑いものになる。ダンボの世話を任されたホルトの子ども、ミリーとジョーは、ダンボが羽根を吸い込んでくしゃみをしたときに宙に浮くことを発見。やがてそれは“空飛ぶダンボ”として評判となり、サーカス団は大興行師ヴァンデヴァー(M・キートン)の「ドリームランド」に招かれる。そこに捕らわれているダンボの母ジャンボを助けようと、ホルトとサーカス団の仲間たちは救出作戦を企てる・・・。


by kikimimi_asabuya | 2019-03-29 20:35 | Movie 映画 | Comments(0)

札幌在住ライターの映画と本と綴りごと


by kikimimi_asabuya