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映画「ブラック・クランズマン」

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 白人至上主義を掲げるアメリカの秘密結社KKK(クー・クラックス・クラン)。白い三角頭巾をすっぽり被った白装束の、あの軍団だ。そこに黒人の捜査官が潜入するというドキドキな設定は、なんと実話。KKKに電話をして黒人の悪口を言うのは黒人捜査官、いざKKKのメンバーと会うときは白人捜査官が行くという。いや、それ、大丈夫なの?と心配なのだけど、大丈夫なの、スレスレに。原作者自身がこの警察署の初めての黒人警官で、最年少の刑事で、本当にKKKに電話をした人物。自分の人生の一部がスクリーンに映し出されるのを楽しく見たらしい。主演は、デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デヴィッド・ワシントン。彼は幼少期に、やはりスパイク・リー監督の「マルコムX」に出演している。ドラマ「ブラックリスト」のR・エッゴールドが、KKKの幹部役で登場。3月22日公開。

監督・脚本・製作:スパイク・リー
脚本:チャーリー・ワクテル、デイビッド・ラビノウィッツ、ケヴィン・ウィルモット
原作:ロン・ストールワース「ブラック・クランズマン」
原題:BlacKkKlansman
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、トファー・グレイス、ライアン・エッゴールド、ローラ・ハリアー、ほか

 1970年代半ば、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署。街で初めての黒人刑事ロン・ストールワース(J・D・ワシントン)は、事件捜査の担当を希望するが、書類管理の記録室に配属される。黒人差別をする白人刑事からの露骨な嫌がらせや単純な仕事にうんざりしていたある日、「ブラック・パンサー党」の演説会に潜入捜査するという任務を与えられる。黒人の党首クワメの演説を聞き、女性幹部のパトリス(L・ハリアー)と親交を深めるが、特に事件性はナシ。その後、情報部に異動になったロンは、新聞でKKKの広告を見て電話をかける。留守電にメッセージを吹き込むとまもなく、ウォルター(R・エッゴールド)という男から電話が・・・。白人以外全ての人種を嫌っていると話したロンはウォルターと会う約束を取り付け、白人刑事のフリップ(A・ドライバー)を自分の代わりに向かわせるのだった。うまく潜入したフリップだが、組織の構成員フェリックスは彼の正体を疑う。


by kikimimi_asabuya | 2019-03-22 18:25 | Movie 映画 | Comments(0)

札幌在住ライターの映画と本と綴りごと


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