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映画「シェイプ・オブ・ウォーター」

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 冷戦下のアメリカの政府機関で、遠い海から連れてこられた不思議な生き物と、声をなくした女性とのラブストーリー。物語と舞台の奇抜さもさることながら、結末が気になって興味がわく。ハッピーエンドか否かの2通りだとしても、こちらの想像を超えた展開とその美しい映像がステキ。「パンズ・ラビリンス」のギレルモ監督らしい。主人公の女性が映画館の上に住んでいるという設定からか、映画のシーンもいっぱいで、音楽も効果的だ。「彼」を美しいという人もいればそうでない人もいて、ものの見方は人それぞれ(いや、実際に目の前にいたら「美しい」と言えるかどうかはわからないけれど)。3月1日公開。

監督・製作・原案:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ヴァネッサ・テイラー
原題:The Shape of Water
出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、マイケル・スタールバーグ、オクタヴィア・スペンサー、ほか

 1962年、冷戦下のアメリカ。政府機密機関「航空宇宙研究センター」の清掃員イライザ(S・ホーキンス)は、幼い頃のトラウマから声が出ない。だが家と職場の往復だけの日々では不便を感じず、同僚のゼルダ(O・スペンサー)や隣室に住む売れない画家ジャイルズ(R・ジェンキンス)が友達だった。ある日センターに、不思議な生き物が運び込まれる。アマゾンの奥地であがめられていたというその「彼」に心を奪われたイライザは、やがて手話や音楽、ダンスで彼とコミュニケーションを取るようになる。だが、エリート軍人ストリックランド(M・シャノン)の企みで、「彼」が国家の実験の犠牲になると知り、ジャイルズに逃亡を手伝ってくれるよう頼む。


by kikimimi_asabuya | 2018-03-01 22:34 | Movie 映画 | Comments(0)

札幌在住ライターの映画と本と綴りごと


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