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映画「ロング、ロングバケーション」

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 アルツハイマーが進行する夫を末期がん患者の妻が支える日常。半世紀以上連れ添ったそんな2人が、ある日突然、子どもたちにも黙って、キャンピングカーで旅に出る。その理由とは…。道中で、記憶が混乱する夫が話す、過去の秘密や思い込み。甘い昔を思い出すムードになるときもあれば、病院に置き去りにした夫をまた迎えに行く妻の複雑な思い。危険も喜びも怒りもいっぱいの"老人ロードムービー"のゴールは…。星空の下で家族のスライドを上映する場面はとてもすてき。1月26日公開。

監督:パオロ・ヴィルズィ
脚本:パオロ・ヴィルズィ、ステファン・アミドン、フランチェスカ・アルキブージ、フランチェスコ・ピッコロ
原題:THE LEISURE SEEKER
出演:ヘレン・ミレン、ドナルド・サザーランド、ジャネル・モロニー、クリスチャン・マッケイ

 がん治療のため入院する母エラ(H・ミレン)を迎えに来た息子ウィル(C・マッケイ)。家が空っぽなのに驚き、姉ジェーン(J・モロニー)に連絡して大騒ぎする。その頃エラは、夫ジョン(D・サザーランド)が運転するキャンピングカーでルート1号線を下っていた。行き先は、フロリダ・キーウェストにあるヘミングウェイの家。元文学教師のジョンは長年、ヘミングウェイを研究してきたのだった。途中でウィルに電話をしたエラは、「小旅行に出ただけ」と言って一方的に電話を切る。警官に呼び止められたり、ナイフを持った若者に襲われたり、互いに置いてきぼりになったりとスリリングな一方、夜空の下のスライド上映会で家族の思い出を語り、友人たちとの過去を語ってしんみりする2人。そしていよいよ、ヘミングウェイの家へ向かう…。


by kikimimi_asabuya | 2018-01-24 07:04 | Movie 映画 | Comments(0)

札幌在住ライターの映画と本と綴りごと


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